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東海道新幹線「スゴイカタイ」アイスではなくなる? 今週一週間の鉄道注目ニュース

2023年8月13日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

今週(8月7日~13日)1週間の鉄道ニュースの中から、注目の話題をご紹介。まずは、東海道新幹線の車内サービスの変更についてのニュースについてです。

JR東海は8日、東海道新幹線の車内サービスを11月1日に変更すると発表しました。グリーン車では、各座席の二次元コードを使用し、モバイル端末などから乗務員の呼び出し、車内販売商品のオーダーができるようになります。一方で、ワゴンによる車内販売サービスは、10月31日をもって終了。アイスやコーヒーの自動販売機を駅ホームに設置し、商品購入ニーズに対応するということです。

東海道新幹線の車内販売で人気のある商品といえば、スジャータめいらくの「プレミアムアイスクリーム」。車内で提供される商品は、スプーンが刺さらないその硬さから、「シンカンセンスゴイカタイアイス」というSNS発祥のニックネームが付けられています。

車内販売の人気商品「シンカンセンスゴイカタイアイス」
車内販売の人気商品「シンカンセンスゴイカタイアイス」

JR東海では、駅の自動販売機で今後もアイスの販売を継続するとしているので、新幹線の車内でアイスを楽しむことは今までどおり可能です。一方で、アイスが「スゴイカタイ」のは、車内ではドライアイスを使用して冷やしていることや、濃厚な味を実現するためのアイスクリームの成分などが理由だそう。すでに東京駅ではアイスの自動販売機が設置されていますが、こちらでは「スゴイカタイ」状態ではないので、東海道新幹線の硬いアイスは、10月31日で終了となってしまいそうです。

もう一つのニュースは、小田急のロマンスカー、50000形「VSE」の引退。今回、50002編成が9月24日、50001編成が12月に引退すると発表されました。

小田急ロマンスカー、50000形「VSE」
小田急ロマンスカー、50000形「VSE」

2022年3月に定期運用を終了したVSEですが、2023年秋ごろと発表されていた完全引退までの間は、イベント列車を中心に使用されてきました。小田急は今回、50002編成の引退を前に、ツアーや撮影会、オンラインでの講座の開催を発表。12月のVSE完全引退を前に、最後の輝く姿が見られます。

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