鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

JR東、新幹線試験車両「ALFA-X」を新造

2017年7月5日(水)18時54分

ALFA-X(イメージ)
ALFA-X(イメージ)

JR東日本は4日、次期新幹線の実現に向けた試験車両「ALFA-X」(アルファエックス) を新造すると発表した。

新造する試験車両は、「次世代新幹線の実現に向けた開発」を進めるための試験プラットフォームとしてのもの。形式はE956形とし、「最先端の実験を行うための先進的な試験室(車)」を意味する「ALFA-X」の愛称を付ける。

「ALFA-X」では、「さらなる安全性・安定性の追求」、「快適性の向上」、「環境性能の向上」、「メンテナンスの革新」の4点を開発コンセプトとする。さらなる安全性・安定性の追求として、地震発生時の制動時間短縮や脱線防止、着雪しにくい車体構造の試験などを行う。快適性の向上では、動揺防止制御装置等の搭載や吸音性・遮音性の向上、客室内サービスの向上や時速360キロ運転の営業運転実現を目指す。環境性能の向上では、低騒音化や先頭形状の見直しによるトンネル微気圧波の抑制、省エネ運転の実現に取り組む。メンテナンスの革新では、モニタリング機能を強化し、車両からデータサーバを経由して運輸司令やメンテナンス基地などに情報を送信し、さらなる安全・安定輸送や状態基準保全の実現を目指す。また、これら4点をIoTやビッグデータ、AI等を活用して実現するため、車両内の情報・制御ネットワークを強化する。

「ALFA-X」は、2019年春に落成する予定。同社では、4点の開発コンセプトにより、安全・高速な移動手段の提供に加えて、新たな価値の提供を目指すとしている。

2017年7月5日(水)20時42分更新

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

京成「3200形」2025年冬登場

京成電鉄の新型車両「3200形」。フレキシブルに変更できる車両で、24年度は6両を導入。

画像

夏臨の185系わずか2列車のみ

2024年夏の臨時列車では、185系の充当列車は「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」のみ。今後どうなるのでしょうか。

画像

デビュー20年超の東急車リニューアルへ

2024年度設備投資計画で発表。3000系以外も対象に?東急広報へ聞きました。

画像

京王に新型「2000系」導入へ

「ラウンド型」のデザインを持つ新型車両。2026年初めに営業運転を開始。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

特急「185」投稿写真募集中!

185系による臨時特急「185」。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。