北大阪急行電鉄と箕面市は5月7日、北大阪急行線の延伸開業目標を、2020年度から2023年度に延期すると発表した。
北大阪急行線の延伸事業は、現在の終点である千里中央駅から北へ約2.5キロ延伸するもの。箕面船場阪大前駅と箕面萱野駅の2駅を新設する。
延伸事業は2020年度の開業を目標とし、2015年度に開始。しかしながら、用地交渉が長期化したほか、工事の支障となるコンクリート擁壁や土留壁の存在が判明。工事着手の遅延や撤去に時間を要したことで、設計や工事工程の見直しが必要となり、開業目標を2023年度へと延期した。
箕面市は、延伸開業目標の見直しにあわせ、新設する2駅の駅前広場や駐輪場、箕面萱野駅の駅ビルの竣工予定を、2021年春から2023年度に延期するとしている。なお、箕面船場阪大前駅前に建設する複合公共施設などについては、当初の予定通り2021年春に竣工する。