大阪メトロは25日、顔認証を用いた次世代改札機の実証実験を開始すると発表した。
この次世代改札機は、顔認証によりチケットレスを実現するためのもの。改札機に備え付けたカメラで顔を捉え、画像から特徴点を抽出。サーバーに保存されている事前登録済み顔写真データと照合し、データが一致すればゲートを開閉する仕組みとなっている。また、顔認証とあわせ、QRコードを用いた入出場の実験も実施する。
実験は、大阪メトロの社員を対象に実施。ドーム前千代崎、森ノ宮、動物園前、大国町の各駅に、一般利用者用改札機とは別に実験用の改札機を設置する。実験期間は、12月10日から2020年9月30日までを予定する。
大阪メトロでは、今回の実証実験によって実用化に向けた課題抽出や検討基礎データ取得に取り組み、2024年度に全駅で顔認証によるチケットレス改札の導入を目指すとしている。