阪神電気鉄道は21日、武庫川線車両の置き換え用に投入する車両のデザインを発表した。
新たに武庫川線に投入するのは、阪神本線などで各駅停車用に使用してきた5500系。武庫川線用に4両編成1本から2両編成2本に改造したほか、車内外を新たなデザインとしている。
車両デザインのテーマは「野球」。武庫川線は阪神甲子園球場や鳴尾浜球場が所在する西宮市を走ることから、このテーマとした。今回投入する車両は「阪神タイガース」と「阪神甲子園球場」がテーマで、それぞれ「タイガース号」「甲子園号」と命名する。
タイガース号は、外観はタイガースをイメージさせる黄色と黒色を配色。車内はユニフォームをイメージした壁面とし、タイガースのシンボルマークを各所に配置している。
甲子園号は、甲子園球場のツタ、芝、白線をイメージさせる緑色と白色の外観。車内では、床面に甲子園球場の土やマウンド、バッターボックスやホームベースなどを描くほか、壁面は球場外壁のレンガをイメージしたデザインとする。
新デザイン車両の運行開始予定は、2020年5月末。阪神電気鉄道は、詳細な運行開始日や、現在改造工事を進めている残りの車両のテーマについては、改めて知らせるとしている。