鉄道コム

脱線防止ガードを設置へ 東海道新幹線

2009年10月25日(日)1時38分

脱線防止ガード
脱線防止ガード

JR東海は21日、東海地震の対策の一環として、東海道新幹線に「脱線防止ガード」を設置すると発表した。

脱線防止ガードをレールの内側に並行して敷設することで、地震時の脱線を防ぐ。東海地震の際に強い揺れが想定される地区や、高速で通過する分岐器の手前を中心に敷設する。軌道延長は140キロにおよぶ。このほかにも地震対策として、万一脱線した場合に車両が線路から大きく逸脱することを防ぐため、「逸脱防止ストッパ」を700系とN700系に設置する。また、バラスト軌道、盛土、高架橋の土木構造物対策もあわせて実施する。

JR東海では、新潟県中越地震での上越新幹線の脱線事故を受け、脱線メカニズムの解明と対策の検討をおこなってきた。今回の地震対策の実施はその結果を受けたもの。総工事費は約380億円で、今月から着工し、2013年3月に完了する予定。なお、脱線防止ガードや逸脱防止ストッパなどについては、特許を出願しているという。

2009年10月25日(日)1時38分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 神戸市西神車庫廃止[2025年度初頭]
  • 東海道本線静岡エリアお客様サポートサービス導入[2025年6月ごろ]
  • リニア・鉄道館ドクターイエローT4編成展示開始[2025年6月頃]
  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 舞浜リゾートライン二次元コード乗車券導入[2025年夏以降]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

阪神新型「3000系」導入発表

座席指定サービスにも対応、2027年春にデビュー予定。既存急行用車両も色を順次変更へ。

画像

荷物輸送専用の新幹線

荷物輸送サービス「はこビュン」の専用車両。E3系を改造し、2025年秋に投入予定。

画像

新型新幹線「E10系」開発発表

次期東北新幹線車両として開発。2027年秋以降に落成し、2030年度内に営業運転を開始。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。