鉄道コム

年末年始向け割引きっぷ設定 JR東

2009年11月6日(金)19時34分

JR東日本は4日、年末年始に向けた「帰省応援キャンペーン」を実施すると発表した。往復の運賃が最大で約半額になる企画乗車券を発売する。

「お正月は列車でふるさとへ」というキャッチコピーで年末年始のキャンペーンを展開する。背景には、景気の悪化や高速道路の大幅割り引きの影響、また今年の曜日配列の事情などがある。同社では、自宅で過ごすことを考えている人へ鉄道を利用した帰省を促し、年末年始の収入増をねらう。

キャンペーンの目玉は、「ふるさと行きの乗車券」という名称の往復乗車券。東京都区内または大宮~川口・戸田公園の発着で、「秋田・青森」、「岩手・三陸」、「宮城・山形」、「郡山・磐越」、「新潟・庄内」、「十日町・浦佐」、「長野」の7つのエリアを設定する。東京からの普通往復運賃(大人)の割引率と価格は、秋田の場合が42パーセント引きの1万円、青森の場合が46パーセント引きの1万円、盛岡の場合が44パーセントの9200円で、新潟・庄内エリアの酒田では49パーセント引きとなっている。また、学生やこども用も設定する。利用期間は、今年の12月26日から来年1月8日までで、発売期間は、11月26日から12月20日までの限定。往復乗車券のため、それだけでは普通列車にしか乗車できないが、別に特急券を購入すれば新幹線や特急列車が利用できる。

ほかにも、インターネットの申し込みサービス「えきねっと」で、「お先にトクだ値」を設定する。設定日は、上りは12月30日~1月1日限定、下りは1月1日~1月2日限定。乗車券と特急券のセットで、約3割から4割程度の割引率で発売する。

ピーク日(下り12月30日、上り1月3日)の運転本数は、臨時列車を155本を設定し、定期列車と合わせて合計512本を予定する。指定席の座席数は、昨年より約1400席増やし、約24万6000席とする。

2009年11月6日(金)19時34分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 神戸市西神車庫廃止[2025年度初頭]
  • 東海道本線静岡エリアお客様サポートサービス導入[2025年6月ごろ]
  • リニア・鉄道館ドクターイエローT4編成展示開始[2025年6月頃]
  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 舞浜リゾートライン二次元コード乗車券導入[2025年夏以降]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

阪神新型「3000系」導入発表

座席指定サービスにも対応、2027年春にデビュー予定。既存急行用車両も色を順次変更へ。

画像

荷物輸送専用の新幹線

荷物輸送サービス「はこビュン」の専用車両。E3系を改造し、2025年秋に投入予定。

画像

新型新幹線「E10系」開発発表

次期東北新幹線車両として開発。2027年秋以降に落成し、2030年度内に営業運転を開始。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。