JR九州は26日、九州新幹線の博多~新八代間を、2011年3月に開業させることを発表した。また、開業区間の駅名も正式に決定した。
開業時期は、これまで「2011年春」とされていたが、工事が順調に進み新年度の国の予算の確保にもめどが立ったため、2011年3月の開業が正式に発表された。
仮称とされてきた駅名も決定し、「新鳥栖」(しんとす)、「新大牟田」(しんおおむた)、「新玉名」(しんたまな)となった。開業する区間の駅名は、博多から順に、新鳥栖、久留米、筑後船小屋、新大牟田、新玉名、熊本、新八代駅となる。在来線との乗り換え駅の博多、久留米、熊本は現行の駅名のままで、同じく在来線との乗り換え駅の「筑後船小屋」(ちくごふなごや)は、開業に合わせて約500メートル駅を移設し、駅名を「船小屋」から改称する。
九州新幹線が全線開業すると、博多~鹿児島中央間(約250キロ)の所要時間は、現行の2時間12分から約1時間20分に短縮される。JR西日本の山陽新幹線との直通運転を同時に開始し、新大阪~鹿児島中央間(約900キロ)は、新型列車「さくら」が約4時間で結ぶ予定。
【訂正】1月28日に配信した本記事において、「筑後船小屋」駅の読みに誤りがありました。正しくは「ちくごふなごや」です。訂正します。