由利高原鉄道は、経営改善のために、次期社長を公募で決定することとした。16日から応募を受け付けている。
同社は、秋田県で鳥海山ろく線(羽後本荘~矢島間)を運営する秋田県と由利本荘市の第3セクター。年間7000万円を超える慢性的な赤字となっており、社長を公募して利用者拡大のためにさらに取り組むこととした。
新社長の任期は2年で、就任は今年の7月。条件は、会社経営の知識や経験があること、地域との調整や交渉能力があることなどで、鉄道事業での経験は問わない。常勤で、報酬は年間550万円程度。募集期間は5月16日から6月14日まで。
公募で社長を決定した鉄道会社は、山形鉄道、ひたちなか海浜鉄道、いすみ鉄道などがあり、各社長とも個性豊かな鉄道活性化策を展開している。