JR九州は16日、募集していた三角線の愛称について、「あまくさみすみ線」に決定したことを発表した。
愛称は、三角線の延長に位置する「天草」の地名を頭につけ、九州外からの観光者にもわかりやすいよう、平仮名で「あまくさみすみ線」とした。一般から6580件の愛称の応募があり、天草市出身で放送作家の小山薫堂氏や、JR九州デザイン顧問の水戸岡鋭治氏らが選考した。
愛称がついた区間は、三角線の列車が運行している熊本~三角間(熊本~宇土間は鹿児島本線)。9月1日から使用する。
またJR九州は同日、三角線で運行する観光特急「A列車で行こう」の運転開始日を10月8日に決定した。同列車は、土休日および冬休みなどに1日2往復運転し、三角駅で天草諸島を結ぶ「天草宝島ライン」と約10分で接続する。A列車で行こうの熊本~三角間の乗車時間は約38分。天草宝島ラインの三角港~松島間は約17分、三角港~本渡港間は約57分。