京阪電気鉄道は5日、旧3000系(現8000系30番台)の特急車を来春引退させると発表した。
京阪旧3000系は、1971年に登場した特急用車両。特急の冷房化に対応するとともに、カラーテレビを搭載し、「テレビカー」として名をはせた。1989年の鴨東線開通時に登場した新型特急車8000系の増備により3000系は徐々に数を減らし、1995年には残り1編成に。予備車確保のためにその後も活躍し、2008年に快速急行用の新3000系が投入されて以降、8000系30番台として残っていた。
2013年春での引退を記念して、同社は「3000系特急車 最後の夏 京阪線1日乗車券」(1200円)を7月21日(土)~9月2日(日)に発売するほか、同乗車券の購入者向けに「旧3000系特急車 往年の停車駅めぐり シールラリー」を実施する。シールラリーは、かつての特急停車駅のうち、6駅をシール配布駅とし、シールの収集でプレミアムカードをプレゼントする企画。旧3000系の往時のヘッドマークをデザインしたコースターセットの販売も行う。
旧3000系の運転予定時刻や引退記念イベントの詳細は、同社の特別Webサイトで閲覧できる。