JR東日本は5日、全席をレストラン空間とする列車「Tohoku Emotion」を八戸線で今秋から運転すると発表した。
「Tohoku Emotion」(東北エモーション)は、気動車キハ110系を改造して導入するもので、外観コンセプトは「デザイン、食、アート」、車内のコンセプトは「全席レストラン空間」とする。列車デザインは「移動するレストラン」で、乗客の目の前で調理するライブキッチン車両、オープンダイニング席車両(20席)、コンパートメント個室席車両(28席)の3両編成。地元や地域の食材を使った料理を中心に「新しい東北の食」を提供するほか、アートや景色でも新しい東北を感じ、楽しんでもらうことをテーマとする。エクステリア、インテリア、ロゴ、車内アートなどジャンルごとにスペシャリストが集まり、「Tohoku Emotion」をプロデュースする。
運行開始は2013年秋以降の予定。臨時列車として、土休日、年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなど年間150日程度、八戸線など東北エリアで運行する 。