JRグループ旅客各社は7日、ゴールデンウィーク期間中の主要路線の利用状況を発表した。
JR東日本の各新幹線や東海道新幹線、関東と東海の在来線で前年の利用者数を上回った。一方で、北海道や西日本、四国、九州では、前年の利用者数をおおむね下回った。
集計の対象期間は、2013年4月26日(金)~5月6日(月・祝)。ピークは、5月3日(金・祝)と5月6日(月・祝)で、JR東海の在来線(上り)は5月5日(日・祝)だった。
新幹線では、JR東日本の5つの新幹線が約363万人(前年比約101%)、東海道新幹線が約326万人(同102%)、山陽新幹線が約151万人(同98%)、九州新幹線が約33万人(同95%)。九州新幹線の全線開業後から利用者数を伸ばしていた熊本~鹿児島中央間は、前年比8%減の18万人となった。
在来線の特急列車では、JR東日本エリアの主要線区が約102万人(前年比約103%)、JR西日本エリアが約82万人(同99%)、JR九州の主要2線区が約43万人(同97%)、JR四国エリアの主要4線区が約41万人(同99%)、JR北海道の主要4線区が約31万人(同97%)、JR東海エリアが約18万人(同102%)。世界文化遺産の登録が確実となった富士山の近くを走る、御殿場線の「あさぎり」は前年比123%に達した。
近距離の普通列車では、首都圏を含むJR東日本エリアで前年比105%、名古屋圏を含むJR東海エリアで同102%、JR西日本の近畿圏で同104%、JR北海道の札幌圏では同101%。丸の内駅舎保存・復元工事が完成した東京駅の利用者数は前年比118%、開園30周年を迎えた大型テーマパークの最寄りとなる舞浜駅は同115%だった。