JR東日本グループのJR東日本びゅうツーリズム&セールスは、寝台特急「カシオペア」を使用した「カシオペア紀行」の新たなツアーを開催すると発表しました。今回カシオペアが走るのは、上野~取手間という超短距離。さらに今回は、大晦日から元日にかけての「年越し夜行列車」としての運転です。
カシオペア紀行は、普段は上野~仙台間、上野~青森間など、比較的長い距離を走るものがほとんどです。そんな企画列車が上野~取手間の超短距離運転で走るのは、今回が2回目。前回は11月1日、昼間に走るツアーとして催行されました。今回は、上野~取手・尾久間へと運転区間を少し変え、時間帯も夜間に移しての運転となります。また、年越し企画として、車内では迎え酒を実施する予定です。
カシオペアに使われるE26系は、1999年にデビュー。2024年で25周年を迎えました。かつては上野~札幌間で定期的に走る寝台列車として運転されていましたが、2016年3月で、同区間での運転を終了。以降は団体臨時列車で運転されていますが、その乗車ツアーは根強い人気をほこっています。
今回の年越し乗車ツアーの旅行代金は、「カシオペアスイート」の2人1室利用が130,000円、同1人1室利用が210,000円、「カシオペアツイン」の2人1室利用が90,000円、同1人1室利用が160,000円など。なお、記事執筆時点では、「カシオペアスイート」の展望室や「カシオペアデラックス」はキャンセル待ちとなっています。