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関西圏の「超おトク」な鉄道フリーパスが登場! 期間限定で2種類、今冬から

2025年1月11日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

JR西日本など関西の鉄道7社が加盟する関西MaaS協議会は、関西圏でのQRチケットサービス開始にあわせ、2つの鉄道フリーパスを発売すると、1月8日に発表しました。

万博アクセス列車「エキスポシャトル」に使われる予定の「JR WEST Parade Train」。今回発表された2つのフリーパスで乗車できます
万博アクセス列車「エキスポシャトル」に使われる予定の「JR WEST Parade Train」。今回発表された2つのフリーパスで乗車できます

まず1つ目は、「KANSAI MaaSワンデーパス」。JR西日本の大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)全線および新大阪~大阪間、阪急、阪神、大阪メトロの各社全線、京阪の全線(大津線を除く)、南海の難波~堺・中百舌鳥間、近鉄の大阪府・京都府・奈良県内の全線(吉野線の壺阪山駅以南を除く)が、1日乗り放題となるデジタル乗車券です。大阪、京都、神戸、奈良をカバーする広範囲なフリー乗車券ですが、お値段はなんと3000円となっています。

「KANSAI MaaSワンデーパス」のフリーエリア(画像:大阪メトロ)
「KANSAI MaaSワンデーパス」のフリーエリア(画像:大阪メトロ)

もう1つは、「大阪スマートアクセスパス」。こちらはJR西日本と大阪メトロのフリーパスで、大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)全線および新大阪~大阪間、JR難波~今宮間、大阪メトロの全線が1日乗り放題となります。大阪市内の一般的な移動時の利用はもちろんのこと、新大阪~桜島間や夢洲駅が含まれるので、4月に開幕する大阪・関西万博の会場アクセスでも利用可能です。こちらの発売額は1200円です。

「大阪スマートアクセスパス」のフリーエリア(画像:大阪メトロ)
「大阪スマートアクセスパス」のフリーエリア(画像:大阪メトロ)

両きっぷとも、自動改札機に通すタイプではなく、QRコードを用いたデジタル乗車券としての発売。「KANSAI MaaS」のウェブサイト限定での発売です。また、いずれも大人用のみの設定で、小児用の発売はありません。

発売日は、「KANSAI MaaSワンデーパス」が1月27日、「大阪スマートアクセスパス」が1月10日。利用可能期間は、「KANSAI MaaSワンデーパス」が2月27日から3月27日まで、「大阪スマートアクセスパス」が1月19日から10月31日までで、いずれも利用日1か月前の10時から、利用当日まで(「大阪スマートアクセスパス」は当日16時まで)の発売です。

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