一週間の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介するこの連載。今回はまず、新幹線の「事件」の話題からご紹介しましょう。
事件といっても、現実の話ではなく、映像作品の中の話です。Netflixは2月12日、「新幹線大爆破」のリブート作品について、4月23日に配信を開始することを発表。あわせて、本編映像の一部などを公開しました。

1975年に公開された映画「新幹線大爆破」のリブート作品となる本作は、草彅剛さんが主演、樋口真嗣さんが監督を務めます。また、特別協力としてJR東日本が名を連ねており、公開された映像では、草彅さんが車掌として乗務するシーンや、本物そっくりの東北新幹線のE5系が動くシーンなどが確認できます。

新幹線大爆破といえば、1975年の作品では、当時の国鉄が制作協力を拒否したことで知られています。しかし今回のリブート作品では、実物の新幹線が登場するだけでなく、E5系が衝突するシーンや、走行中(?)に車両間を飛び移るシーン、さらには新幹線と思われる車両が爆発するシーンまで……。これをJR公式協力のもと制作したというのですから驚きです。どのような作品に仕上がっているのでしょうか。
もう一つご紹介するのは、JR西日本の「(ICOCAでGO)JR西日本無限大パス」。2月12日に発表されたこの周遊パスは、JR西日本の「ICOCA」エリアのうち、七尾線・城端線を除く全区間が、連続30日間実質乗り放題となる商品です。

価格は5万240円で、新幹線は利用できませんが、特急券を別途購入すれば在来線特急も利用可能です。1日あたり1700円弱で西日本エリアの大部分が乗車できるため、非常におトクな商品と見えます。ただしこの商品は、乗車した区間は一度SFチャージ残高で支払い、相当分を後日「WESTERポイント」で還元するという、「ICOCAでGO」商品。たしかにおトクな商品ではありますが、一度は実費精算が必要となるため、特に長距離での利用時には注意が必要です。
「(ICOCAでGO)JR西日本無限大パス」の発売期間は、2月14日から3月12日まで。2月15日から4月10日までが利用可能期間となっています。