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「有人改札オンリー」な「県の代表駅」本州から消滅 最後の駅でも自動改札をついに導入

2025年3月16日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

JR西日本は3月15日、山陰本線の鳥取~倉吉間で、交通系ICカード「ICOCA」のサービス提供を開始しました。これにあわせ、鳥取駅では、従来の有人改札に代わり、自動改札機が運用を開始しました。

鳥取駅(画像:写真AC)
鳥取駅(画像:写真AC)

鳥取駅は、JR線における県庁の最寄り駅、すなわち「県の代表駅」の一つですが、これまで自動改札機は設置されていませんでした。本州にある県の代表駅で自動改札機未導入の駅は、同駅が最後の存在でした。

自動改札機が設置された鳥取駅の改札口
自動改札機が設置された鳥取駅の改札口

3月15日以降、国内の県の代表駅で自動改札機が設置されていない駅は、徳島駅が唯一の存在となっています。

なお、今回鳥取駅などで導入されたICOCAは、鳥取~倉吉間の各駅のほか、同区間の各駅と米子方面のICOCAエリアの間で利用が可能。一方、山陰本線の浜坂方面や、因美線・智頭急行線・若桜鉄道線方面では利用できません。京都・大阪方面と鳥取・倉吉駅を結ぶ特急「スーパーはくと」は、京都~上郡間と鳥取~倉吉間がICOCA対応エリアとなっていますが、上郡~鳥取間をまたがる乗車時にはICOCAを利用することはできません。

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