京成電鉄と北総鉄道、京成トラベルサービスは、7月25日に「北総車両大集合!北総・印旛車両基地見学ツアー」を開催しました。
今回のツアーは、京成電鉄の3100形で八広駅から印旛車両基地へ向かい、基地内で撮影会を実施するというもの。これまで親子向け以外の一般開放イベントは定期的に開催されておらず、なかなか見学する機会のなかった印旛車両基地が会場ということで、応募倍率は4倍という人気を集めたということです。
撮影会会場に並べられたのは、北総鉄道の7300形、7500形、千葉ニュータウン鉄道の9100形、9200形、9800形の計5本。いずれも印旛車両基地にて管理されている車両です。このうち7300形については、北総鉄道II期線(新鎌ヶ谷~京成高砂間)開業30周年記念ヘッドマークを掲出した7308編成が選ばれていました。
京成電鉄の広報担当者によると、今回のツアーは、車両基地撮影会ツアーのバリエーションの一つとして開催したということ。京成電鉄と京成トラベルでは、2020年の夏以降、鉄道ファン向けのツアー企画を積極的に開催。3500形や3600形の成田スカイアクセス線走行ツアーといった内容のほか、宗吾車両基地での撮影会ツアーも多く実施してきましたが、今回はグループ会社である北総鉄道と連携し、新たな場所での撮影会開催となりました。
なお、3500形・3600形による成田スカイアクセス線走行ツアーのような臨時列車イベントは、新型コロナウィルスの影響で「スカイライナー」が一部運休しているために生まれたダイヤの余裕を活用しています。今後、乗客数が以前の水準に回復し、スカイライナーの本数が元通りになった場合には、成田スカイアクセス線の走行ツアーや、AE形を複数本並べる撮影会といったイベントは難しくなるということ。それでも広報担当者は、「今後もこういったファン向けのイベントは開催していきたい」と、前向きなコメントをしていました。