鉄道コム

鉄道コらム

航空祭へのアクセスが便利に? 2023年度の開業を予定する新幹線小松駅

2021年9月18日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

航空自衛隊を始めとする全国の自衛隊航空基地では、その多くで年に1度「航空祭」が開催されます。このイベントは、普段入ることのできない基地内に入れるほか、戦闘機やアクロバットチーム「ブルーインパルス」の大迫力な飛行が見られるとあって大人気。例年では多くの観客が詰めかけるイベントで、埼玉県の入間基地で開催される航空祭では、来場者数約30万人を記録した年もありました。

小松基地航空祭で飛行する「ブルーインパルス」
小松基地航空祭で飛行する「ブルーインパルス」

そんな大規模イベントである航空祭では、近隣の鉄道路線が大活躍。たとえば入間基地の航空祭では、西武鉄道が列車の増発や臨時停車といった臨時ダイヤで対応。その他の航空祭でも、臨時ダイヤ編成や最寄り駅の係員増員など、利用客への対応強化の姿勢が見られます。

さて、航空自衛隊の基地で、日本海側で唯一、戦闘機が配備されているのが、石川県の小松基地です。この基地の航空祭は、例年であれば9月ごろに開催。通常の戦闘機の飛行隊に加え、鮮やかなデザインが目を引く仮想敵機部隊が所属し、さらにブルーインパルスも飛行するとあって、全国から観客が集まる一大人気イベントとなっています。

この小松基地の最寄り駅は、北陸本線の小松駅。駅から基地まではシャトルバスが運行されます。小松駅は、大阪・名古屋方面の特急列車が停車するという利便性の高い駅。さらに、2023年度末には北陸新幹線の駅が開業し、東京駅から1本で結ばれることになります。

建設中の北陸新幹線小松駅
建設中の北陸新幹線小松駅

北陸新幹線延伸開業後のダイヤは未定ですが、2021年9月現在のダイヤでは、小松駅に停車するであろう「はくたか」の1番列車は、金沢駅に9時34分着というダイヤ。小松駅には10時前に到着すると思われ、基地内にはスムーズに行けば11時ごろには入場できそう。スケジュール次第ではありますが、昼ごろ~午後に飛行することの多いブルーインパルスの見学には間に合いそうな時刻です。

朝からガッツリ、という方には厳しいダイヤではありますが、飛行を見られればいいや、という方なら日帰りでも行けそうなスケジュール。もちろん帰路ならば最寄り駅から直接東京方面に抜けられます。戦闘機部隊所属基地では唯一、新幹線駅が最寄りとなる小松基地。2024年の航空祭には、利便性が大きく向上しそうです。

 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道コムおすすめ情報

画像

登場時デザイン撮影会で

京急600形30周年にあわせた撮影会が12月に開催。600形デビュー時デザインが撮影会限定で復活。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。