JR東日本は、乃村工藝社グループのスクエアと連携し、鉄道コンテナ型ハウス「マチハコトレイン」を販売すると発表しました。
この「マチハコトレイン」は、鉄道コンテナを再現したBOXルーム。本物のコンテナではありませんが、外観やサイズといった雰囲気を再現するといいます。外観は、国鉄時代に製作された6000形がモチーフ。埼玉県の鉄道博物館にも保存されている最初期の国鉄コンテナをモデルに、色や文字、大きさなどを再現します。
内装は、天井・床・壁が合板仕様のシンプルな「トレインストレージ」タイプのほか、自分のコレクションを展示できる「トレインギャラリー」タイプ、寝台特急列車の個室を再現した「寝台特急」タイプの3タイプを用意。「トレインギャラリー」タイプでは、特急「あずさ」用183・189系の座席や古物類が、数量限定で付属します。
気になるお値段は、「トレインストレージ」タイプが297万円~、「トレインギャラリー」タイプが770万円~、「寝台特急」タイプが990万円~。いずれも設置費別です。発売日は10月14日で、ECサイト「JRE MALL」にて申込を受け付けます。
コンテナといえば、廃用となったものが倉庫やコンテナハウス用として流通。JR貨物のコンテナも15万円から20万円ほどで販売されており、改造によって居住用に使用することもできます。一方の「マチハコトレイン」は、値段は廃コンテナよりも高価ですが、最初から居住用として設計されているので居住性は本物よりも高そう。さらに、現在は廃コンテナでは流通しないであろう11フィートの6000形をモチーフとした点は、細かい点ですがマニア心をくすぐりそうです。