10月20日、移動するだけで「マイル」がたまるスマホアプリ「Miles」が、日本でのサービスを開始しました。
このアプリをインストールしたスマートフォンを持ち歩くと、1マイル(約1.6キロ)ごとに1「マイル」が自動的に積算されます。また、移動する手段に応じて倍率が設定されており、エコな移動手段ほど多くのマイルが貰える仕組み。徒歩では基本マイルの10倍、電車やバスでは3倍、飛行機では0.1倍の積算倍率となっています。
貯めたマイルは、パートナー企業が提供する特典へ交換が可能。鉄道業界ではJR東日本がパートナーに名を連ねており、現時点では通販サイト「JRE MALL」の割引や、コワーキングスペース「STATION BOOTH」のクーポン、コンビニ「NewDays」のコーヒー等引換券が用意されています。
JR東日本では、2021年2月、このMilesをカスタマイズしたアプリによって、同様のサービスの実証実験を実施していました。移動によるポイント積算は、ユーザーの恩恵はもちろん、事業者側にとっても、誰がどのように移動したのかが(もちろん個人情報は削除した状態で)取得できるのが魅力。このデータを活かし、新たなサービスやまちづくりに取り組んでいくことが狙いとなっています。