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「スペーシア」や6050型の運用削減へ、東武鉄道の2022年春ダイヤ改正

2021年12月11日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

東武鉄道は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。社会環境の変化を受けた見直しが目立つ内容ですが、車両の動きについても鉄道ファンとして気になる内容が見られます。

日光線・鬼怒川線系統では、ワンマン運転の実施区間を、現在の南栗橋~東武宇都宮間に加え、南栗橋~東武日光・新藤原間に拡大。また、特急列車や「AIZUマウントエクスプレス」、鬼怒川温泉駅発着の一部普通列車を除き、下今市方面と野岩鉄道・会津鉄道の直通運転が取り止められます。

運用が減少しそうな6050型
運用が減少しそうな6050型

改正に先立つ12月7日には、日光線系統の6050型運用が一部置き換えられ、ワンマン運転対応の20400型の運用が拡大しています。ワンマン運転の拡大で、この区間の普通列車はほとんどが20400型の運用となることが想定され、6050型の乗車機会はますます減少するようです。

また、今回の発表においては、特急列車の運転時刻も発表されました。これによると、日光線系統の特急列車(併結列車はそれぞれ1本とカウント、JR線直通列車は除く)は、土休日ダイヤを例にとると、下り30本、上り29本のうち、100系「スペーシア」によるものは上下各12本。改正前は下り15本、上り14本が「スペーシア」で運転されていますが、ダイヤ改正で2.5往復の運用が減少します。

運用が減少する100系「スペーシア」
運用が減少する100系「スペーシア」

「りょうもう」においても、500系「リバティ」が占める割合が増加。また、土休日運転の「きりふり」については時刻が記載されていません。

これらに関する説明はありませんが、つい先日には新型特急車「N100系」が発表されるなど、新たなステップに移行しつつある東武特急は、変革の時期を迎えているのかもしれません。

 

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