いよいよクリスマスも終わり、年の瀬も迫ったこの時期。今週(12月20日~26日)1週間、鉄道コムで特に注目を集めた話題をご紹介します。
京浜急行電鉄は24日、新1000形新造車両(1890番台)の愛称を「Le Ciel(ル・シエル)」に決定したと発表しました。
新1000形1890番台は、ロングシートとクロスシートの切り替えが可能な車両。クロスシートで「モーニング・ウィング号」などの座席指定列車や貸切列車に、ロングシートで一般列車にと、さまざまな座席モードによる多機能な運用を実現しています。
今回発表された愛称は、2021年6月から7月にかけて一般募集していたもの。総数約3000件の中から5作品が入選となり、この中の最優秀賞が採用されました。
決定した愛称「Le Ciel(ル・シエル)」は、フランス語で「空」という意味。また、伝統の海水浴特急「ラ・メール号」をオマージュしたほか、頭文字がロングシートとクロスシートを表す「L」「C」となること、日本語では4文字となり発音しやすいこと、高級感のある響きなどが評価されました。
SNSでは、この愛称がロックバンドの「L'Arc~en~Ciel」を連想させるといった意見も。現在は「三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」とのコラボ企画を実施している京急ですが、今後はL'Arc~en~Cielとのコラボも生まれるのか、注目です。
同じ名称絡みのニュースとして、24日には福井鉄道が越前武生駅の新駅名を「たけふ新」駅にすると発表しました。北陸新幹線に設置される新駅の名称が、現在の駅名と同じ読みの「越前たけふ」となることを受けて変更するもので、2023年春に改称する予定です。
新駅名の名称は、2010年以前の同駅の駅名「武生新」駅と同じ読みに。約13年ぶりに、かつての駅名が事実上復活することとなります。