2022年で開業45周年を迎える、「快速・快適 みどりのUライン」こと神戸市営地下鉄西神・山手線。同路線の車両の置き換えが、いよいよ佳境に入ろうとしています。
2019年2月に、約25年ぶりの新型車両として6000形が投入されました。2022年度までに既存の28本をすべて置き換える計画が示され、以降、世代交代が急速に進みました。2022年3月現在、旧式の車両(1000形と2000形)は合計8本が残っていますが、これらも同年度中には姿を消すことになります。
また、2021年に市営化された旧・北神急行電鉄の車両(7000系)についても、2023年度までに6000形への置き換えが予定されています。このため数年後には、西神・山手線の車両は6000系で統一されることになります。
同線では、駅の案内表示の更新、エレベーターの更新や増設、エスカレーターの設置など、設備の更新が進んでいます。そして、2023年度には、全駅にホームドアを設置する予定です。また、現在導入されている新型車両は、ホームドアとの連動対応のほか、火災対策、故障時の対応の強化、バリアフリー対応など、既存車両以上に安全性が考慮されています。様々な利用者のニーズに対応した、人にやさしい路線へと、着実に歩みを進めているのです。
開業から半世紀を前に、大きく変貌している「みどりのUライン」。新時代の幕開けまで、あと少しです。