今週の平日(1月17日~21日)に話題となった鉄道ニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
まず一つ目は、JR東海の新CM「会うって、特別だったんだ。」。出張で東海道新幹線を利用する人物を主人公に据え、東海道新幹線はどのような時代であってもビジネスパーソンを支える、というメッセージを込めたといいます。
このCMの主人公を務める深津絵里さんは、1988年に放映され大ヒットとなった同社のCM「クリスマス・エクスプレス」にも出演しており、33年ぶりの同社CMへの出演とのこと。1988年と2022年では時代も内容も大きく異なりますが、CMのラストに新幹線が去っていく構図などが「クリスマス・エクスプレス」をオマージュしていると話題になりました。かつてのCMと同様、「東海道新幹線は人と人を結びつけるもの」という思いが、今回の映像にも表れています。
二つ目の話題は、会津田島駅発着となる東武鉄道の「DL大樹」の運転のニュース。2月12日に、下今市~会津田島間の団体臨時列車として運転されることが発表されました。「SL大樹」「DL大樹」の同駅入線自体は2021年11月に開催された展示イベントでの実績がありますが、乗客を乗せた状態での入線は初めてのこととなります。
1月15日には、この臨時列車の運転に向けたと思われる試運転列車が運転されていました。この際は青色(北斗星カラー)のDE10形1109号機によるけん引でしたが、2月の臨時列車では赤色の1099号機によるけん引となるとのこと。SNSでは、雪の中を走る試運転列車の写真を見たユーザーによる「1099号機なら急行『天北』(廃止された北海道の天北線で運転されていた列車)のようだったのに」といったコメントも見られましたが、2月の臨時列車でいよいよ実現しそうです。