今週一週間(3月21日~27日)の中で話題となった鉄道ニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介。今回は高速鉄道に関する話題です。
JR東日本新潟支社は、上越新幹線開業40周年を記念したパネルを、3月28日より新潟駅などへ設置すると発表。発表されたプレスリリースのパネルデザインイメージでは、2023年3月ごろから上越新幹線全列車がE7系による運転となることが記載されていました。全列車がE7系の運転になるということは、E2系が同時期に上越新幹線から撤退することを意味します。
E2系は、デビュー当時は東北新幹線や長野新幹線(現:北陸新幹線)での運用をメインとしており、上越新幹線での活躍は当初は細々としたものでした。東北新幹線へのE5系投入によって余剰が発生した後、E2系は200系の置き換えとして上越新幹線へ活躍の場を広げ、2013年より本格運用を開始。E4系と並び、上越新幹線の主力車両となっていました。一方、2019年からは後継車両であるE7系の上越新幹線投入が始まり、E4系と共に置き換えが進められていました。
未来の話題もご紹介。JR東海では、5月に山梨実験センターで超電導リニアの体験乗車イベントを開催します。これまでもたびたび開催されてきたイベントですが、今回はなんとL0系の「改良型試験車」に一般人が乗車できる初の機会となります。
改良型試験車は、従来のL0系よりも営業運転の仕様に一歩近づいた車両。内装デザインや座席の座り心地、騒音など、快適性が向上しています。従来型よりも試験車らしいポイントが減り、一般の新幹線と比較してみるのも面白そうです。
なお、超電導リニアの試験編成は、改良型試験車と従来型のL0系を組み合わせて運転していますが、JR東海によると、今回の体験乗車イベントでは改良型試験車への乗車を前提としているとのこと。募集数は限られますが、興味のある方はぜひ応募されてはいかがでしょうか。