鉄道コム

鉄道コらム

北総鉄道の「ゲンコツ電車」、約15年ぶりに一般公開

2022年4月11日(月) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

北総鉄道は、4月9日に開催したイベントにおいて、北総線開業時の車両「7000形」を公開しました。2007年に引退して以来、約15年ぶりの一般公開となります。

画像

7000形は、北総開発鉄道(当時)北総線の1期線が1979年に開業した際に導入された車両。視界確保のために「Σ形」とも称される独特な先頭形状をしており、このことから「ゲンコツ電車」という愛称がついていました。

2007年に引退した7000形は、7001号車の1両のみが西白井駅脇に保存されることに。当初は屋内保存でしたが、2012年頃からは屋外保存となり、「ナゾの物体」として陸橋の下でビニールシートに覆われ保存されてきました。

今回7000形が公開されたイベントは、白井市による白井駅・西白井駅への副駅名導入にむけたガバメントクラウドファンディングの返礼品として用意されたもの。約15年ぶりに公開された7000形は、かつて使用していた行先表示板や、引退時のヘッドマークなども掲出されました。

北総鉄道では、5月14日にも西白井保守用基地でのイベントを開催する予定で、このイベントでも7000形が公開されます。しかし北総鉄道の担当者によると、その後の公開は未定とのこと。創立50周年を迎えた北総鉄道と、かつては同社の顔であった7000形。今後のさらなる活用を期待したいです。

 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

関連鉄道コらム

関連鉄道イベント情報

関連鉄道未来ニュース

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。