鉄道車両に関する新情報が話題となった今週一週間(4月25日~5月1日)のニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
東武鉄道は25日、新型特急車両「N100系」のインテリアおよびシートバリエーションを発表しました。
N100系では、現行の100系「スペーシア」同様に個室も設定されているのですが、何よりも注目を集めたのが、乗務員室直後の「コックピットスイート」。前面展望が可能な定員7人の個室とあって、広く話題となっています。その他の座席もハイグレードな仕様となっており、近畿日本鉄道の「しまかぜ」のように、デビュー後は一般利用者からの人気も高まりそうです。
同じく東武が28日に発表したのが、野田線(東武アーバンパークライン)への新型車両導入。デザインや形式の詳細は未発表ですが、編成長は現在の6両から5両編成へと削減するということ。さらには、既存の車両についても5両編成へと削減し、使用電力量削減を図るといいます。
2022年現在は、野田線では60000系、10030型・10050型、8000系の3系列が運行中。このうち、現在最新の60000系については今後も継続使用が見込まれるため、鉄道ファンの間では、どのように編成を組みかえて5両編成とするか、といったマニアックな議論が既に見られます。
一方で、残念な発表も。JR東日本が27日に発表した2022年度設備投資計画において、同社は2023年度末に導入予定だった中央快速線などへのグリーン車について、導入時期を1年程度延期するとしました。世界的な半導体不足による車両製造の遅延が原因ということですが、グリーン車導入計画は2020年度から2023年度末へと延期された経緯があり、今回が2度目の延期発表となります。