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駅に隠されたホームランボール? 阪神電車甲子園駅の熱き野球魂

2022年6月20日(月) 鉄道コムスタッフ 井上拓己

セ・リーグの球団「阪神タイガース」の本拠地であるとともに、高校球児の憧れの地でもある、「阪神甲子園球場」。その目の前に構えるのが、阪神電車の甲子園駅。長く続いた改修工事が終わり、見違えるほどキレイになりました。そんな甲子園駅ですが、駅の随所に、野球の演出が隠されていることはご存知でしょうか。

ホームに立って上を見てみると、あらビックリ!屋根を支える骨組みの結合部分が、ボールのデザインになっています。まるで場外ホームランのボールを使っているかのよう。ボールデザインのジョイントは、300以上もあるなかで1個だけ。見つけたらラッキーということで、「幸せのボール」とも呼ばれているとか。

鉄骨ジョイント部分にある「幸せのボール」
鉄骨ジョイント部分にある「幸せのボール」

さて、次は少し下。エレベーターの呼び出しボタンが、ボールのデザインです。投げるはずのボールを「押す」という、ちょっと変わった使い方を楽しめます。

呼び出しボタンがボールのデザイン
呼び出しボタンがボールのデザイン

さらに、春と夏の高校野球大会期間中は、案内放送も必聴!列車の接近時、その大会のテーマソングが冒頭のメロディとして流れます。夏の大会に球場へお出かけの方、ぜひ耳を傾けてみてください。

1924年に甲子園球場が完成してから、まもなく100年。駅のボールたちは、阪神電車がいかに野球を大切にしているかの証でしょう。じつは、同駅にはほかにも、野球やタイガースの要素があります。たとえば……いや、何があるかは、あえてヒミツにしておきましょう。ぜひ、ご自身の目で、探してみてください。

 

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