鉄道コム

鉄道コらム

山形新幹線、E6系ならさらにスピードアップ?所要時間シミュレーター作ってみた

2022年8月20日(土) 鉄道コムスタッフ 野田坂秀陽

2024年春、最高速度が時速300キロのE8系が投入される予定の山形新幹線。新幹線区間の最高速度が、時速275キロで走る現在のE3系から向上し、東北が近くなる予定です。

2024年春デビュー予定のE8系(イメージ)
2024年春デビュー予定のE8系(イメージ)

ところで、E8系の最高速度は、同じミニ新幹線で時速320キロ運転が可能な「こまち」用E6系より抑えられていますが、所要時間の短縮効果はどのくらいなのでしょうか。また、もしE6系が「つばさ」運用に入るとどのくらい早いのでしょうか。線形や防音設備などは置いておき、単純に車両性能だけを考慮して、所要時間を計算するツールをスプレッドシートで作ってみました。

今回対象とする区間は、現在「つばさ」号に対して速度制限がなく、最高速度275キロ運転可能な宇都宮~福島間の146キロ(実キロ)。E3系、E8系、E6系の所要時間をそれぞれ計算してみます。また、想定するのは始発列車の「つばさ121号」とします。宇都宮を発車した後、すぐに最高速度まで加速し、郡山駅手前まで速度を維持した後、停車。通過待ちなしで発車し、同様に最高速度を最大限維持し、福島駅へ向かうと考えます。

最高速度は、E3系が時速275キロ、E8系が時速300キロ、E6系が時速320キロで、加速度はE3系が1.6キロメートル毎時毎秒、E6系は1.71キロ。E8系の性能は発表されていませんが、ここでは仮にE6系と同じと想定します。また、本来は速度が上がるにしたがって加速度は落ちていきますが、ここでは単純化し、最高速度になるまで1秒間に時速1.71キロ(E3系は1.6キロ)ずつ加速すると考えます。減速度は、新幹線では制動開始から低速域到達まで徐々にブレーキ力を強めていく仕組みであることから、単純化して各車両とも2.0キロメートル毎時毎秒で一定で減速すると仮定します。

その計算結果は、E3系では38分となりました。実際のダイヤより3分ほど短い所要時間となっていますが、実際の細かい走行パターンは考慮していないので、誤差として許容します。そしてE8系だと36分、E6系だと34分という結果になりました。

各車両ごとの走行時間と走行距離のグラフ
各車両ごとの走行時間と走行距離のグラフ

もちろん、他列車のダイヤとの関係もありますから、各車両の性能を最大限生かし切れるかはわかりません。しかし、「もし車両が入れ替わったら?」と考えるのも面白いのではないでしょうか。

今回作成したGoogleスプレッドシートは公開していますので、好きな区間・車両を想定してお使いいただけます。皆さんの架空鉄のお役に立てれば幸いです。

スプレッドシートは以下のリンクから閲覧できます。左上メニューの「ファイル」からコピーするか、ダウンロードしてお使いいただけます。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/15PBou_WL75FyzxCtkY9go0Bwf8Rwi-P_/edit?usp=sharing&ouid=113220630144654757050&rtpof=true&sd=true

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

関連鉄道未来ニュース

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。