車内で立つ人々の体を支えるための持ち手として設置されている、吊り革。円形や三角形のものが主流ですが、相鉄線の電車を観察してみると、一部の吊り革に耳がついているではありませんか……?
これは、相鉄線のイメージキャラクター兼広報担当である新種のネコ「そうにゃん」をかたどったもの。2017年、相鉄グループの創立100周年を記念して、同年4月以降に順次導入されました。もちろん、単なる飾りではなく、周辺にある他の吊り革と同じように使うことができます。強度試験もちゃんとクリアしており、ゆる~い見た目に似合わぬ(?)強さを併せ持つ本格派なのだそうです。
チャームポイントは、ベルトの部分。よく見ると、「『そうにゃん』の文字が入ったもの」、「そうにゃんの尻尾をイメージした縞模様」の2種類があるという、芸の細かさを感じられます。また、過去にそうにゃんの部分がゴールドになったものが登場し、関連のグッズが販売されたこともあるようです。
相鉄線では、ラッピング電車「そうにゃんトレイン」が走っていますが、そうにゃんの吊り革はそれ以外の車両でも見ることができます。ただし、基本的にブルーとオレンジのラインが入った「コーポレートカラー」の車両にのみ設置されており、20000系などネイビーブルーの車両では見られないようです。
そうにゃんの吊り革の設置場所はランダム。さて、あなたは、「アタリ」を見つけることができるかな?
【9月8日追記:一部表記を修正しました】