今週一週間(7月4日~10日)のニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
まず最初にご紹介するのは、JR東日本の「どこかにビューーン!」。同社グループのポイントサービス「JRE POINT」の引換で利用できる新幹線の特典きっぷですが、どこが目的地になるか申込時にはわからないという、「ガチャ」のようなサービスです。
発地は東京、上野、大宮の各駅で、目的地はこの3駅から約150キロ以上となるJR東日本の新幹線各駅。申込時に候補が4つ示され、その中から1つがランダムに選ばれます。引換に必要なポイント数は6000ポイントで、通常のポイント引換特典よりも割安なのが魅力です。サービス開始は12月ですが、9月から10月にかけては首都圏でプレイベントが開催される予定です。
同様のサービスは、日本航空が「どこかにマイル」を提供しており、人気を博しています。また、つい一週間前の1日には、JR西日本が7か所をランダムに目的地として選ぶきっぷ「サイコロきっぷ」を発表していました。ネット上では「『水曜どうでしょう』ができる!」といった声が見られ、人気を博すこと間違いありません。
車両の話題もご紹介します。7月3日、JR貨物のEF66形27号機が運用に入り、7日には首都圏にも姿を現しました。同機は5月に定期運用から撤退したと告知されており、3か月ぶりの運用復帰となりました。
EF66形27号機は、同型式では最後となった0番台の現役車両。かつて寝台列車をけん引していた車両とほぼ同じスタイルから人気を集めていました。2022年春に定期運用を退いたと告知されていますが、今回久々に貨物列車をけん引する姿が見られました。
とはいえ、既に定期運用から退いたとされる27号機の活躍は、そう長くはなさそうです。現役を続けるための検査の期限は刻一刻と迫っており、臨時運用で姿を現す姿があと何度見られるのかが注目されます。