15日に東武鉄道の新型特急の愛称「スペーシア X」が発表されるなど、鉄道ニュースが目白押しだった今週一週間(7月11日~17日)。この中から、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
JR北海道は13日、旧型特急車両の引退スケジュールについて発表しました。函館~札幌間の特急「北斗」で使用しているキハ281系は9月30日に、札幌・旭川~網走間の特急「オホーツク」「大雪」で活躍するキハ183系は2022年度末に、それぞれ定期運転を終了。また、道内の臨時列車で活躍してきたキハ183系「ノースレインボーエクスプレス」も、2023年春をもって引退となります。
このキハ183系引退の発表にあわせて、ひっそりと記載されていたのが、「オホーツク」「大雪」の後継車両。これまで同社が新造投入してきたキハ261系……ではなく、なんとキハ283系が投入されるのだといいます。
キハ283系は、2022年3月まで、札幌~根室間の特急「おおぞら」で活躍してきた車両。カーブを高速で通過できる振り子車両で、札幌と道東の所要時間短縮に貢献してきましたが、2020年よりキハ261系へ順次置き換えられていました。今回のキハ283系復活の詳細は未発表ですが、再び同型式が営業列車で走る姿が見られることとなります。
もう一つご紹介するのは、ネットなどで人気を集めている、スジャータのアイス。東海道新幹線などの車内で販売されている商品ですが、車内販売のものは食べるのに苦労するほどの硬さがあることから、「シンカンセンスゴイカタイアイス」の別名がついています。この「スゴイカタイアイス」が買える自動販売機が、7月15日に登場しました。
設置されているのは、東海道新幹線東京駅のホーム上。現時点では、スタンダードな「バニラ」や、販売元のジェイアール東海パッセンジャーズ限定フレーバーだという「ピスタチオ」など4種類が販売されています。
東京駅ではこれまでも売店で「カタイアイス」が販売されていましたが、自動販売機では、時間を選ばず、かつ非対面で、アイスを購入できます。今のところ東京駅限定ではありますが、アイスの購入シーンが広がる、うれしいサービスとなっています。