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「ブラピ」映画とJR東海がコラボ! 今週一週間の鉄道ニュース

2022年8月7日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

例年相次ぐ災害は、鉄道も毎年のように大きな被害が。今週は、磐越西線や米坂線の橋りょうが流出し、北陸本線や五能線なども被害を受けてしまいました。そんな今週一週間(8月1日~7日)でしたが、この中で明るい鉄道の話題をご紹介します。

まずご紹介するのは、日本が誇る新幹線……のような列車が舞台の「ブレット・トレイン」。9月1日の公開を予定する、ブラッド・ピットが主演のハリウッド映画です。作品は「外国人が思う日本」のような世界観ではありますが、日本で発売する映画前売り券「ムビチケ」は実際のJRのきっぷのようなデザインとなっているなど、公開前から一部で話題となっています。

「ブレット・トレイン」のモデル?となった東海道新幹線
「ブレット・トレイン」のモデル?となった東海道新幹線

そんな誰がどう見てもフィクションな「ブレット・トレイン」ですが、なんと本家本元(?)であるJR東海が、コラボを発表しました。

映画の中で目的地となっている京都駅では、映画の撮影に使用されたセットの一部や衣装などを展示。往復新幹線つきのパック商品の販売や、「EXサービス」利用者が対象のオリジナルスマホスタンドのプレゼントなどを実施するといいます。

もう一つご紹介するのは、野岩鉄道の話題。同社は3日、クラウドファンディングを実施し、6050型の改修を目指すと発表しました。現時点では詳細は不明ですが、6050型の魅力をさらに高め、「乗って楽しい電車」とするということです。

6050型(画像は東武鉄道の車両)
6050型(画像は東武鉄道の車両)

6050型は、かつては浅草~東武日光・会津田島間の快速列車などで活躍していた車両で、東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道の3社が保有していました。しかし、2017年の東武500系「リバティ」デビューによって運用が減少。2022年には東武線内や会津鉄道線内での運用がほぼ消滅し、現在は野岩鉄道線内で細々と運用に就くのみとなっています。

クラウドファンディングによる改修となると、たとえば東武鉄道が6050型を改造した634型「スカイツリートレイン」のような大規模改造は難しいと思われます。しかし、改修に挑戦するということは、同社はまだまだ6050型を使用するということ。かつて日光線快速で大活躍した6050型は、今後しばらくは安泰のようです。

 

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