お盆期間に入り、世間も行楽ムードが漂う今週一週間(8月8日~14日)。この中の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
まずご紹介するのは、JR西日本の岡山支社が開催している「おか鉄フェス2022」。国鉄型車両が多く残る岡山・備後エリアを「鉄道の聖地」とするべく企画されており、これまでに、運転体験イベントやリバイバル急行「鷲羽」の運転といったイベントを実施しています。
そんな「おか鉄フェス」は、企画の発表にあわせて記者会見が開催されました。鉄道コム編集部がネットメディア向けの会見に参加したところ、企画の内容発表や質疑応答のみならず、鉄道好きな各メディアの担当者にアイデアを聞く、ということもありました。たとえば、リバイバル急行「砂丘」の運転で、「タブレット交換シーンを再現したらどうか」という意見が。同社の社内でも検討していたという回答で、結果的に8月11日の運転で再現されたようです。
この「おか鉄フェス」で最後に発表された企画の一つは、213系による「マリンライナー」のリバイバル運転。現在の213系は行先表示器がLEDに更新されており、「マリンライナー」運用当時とは異なるのですが、この部分の再現について、今回「他社のようにステッカーで再現するのはどうか」という意見が上がりました。その結果は……9月25日の運転をお楽しみに!
続いてご紹介するのは、大阪メトロが導入を発表した「バリアフリー料金」。利用者に薄く広くバリアフリー設備の導入費用を負担してもらうためのもので、これまでにも京阪や阪急など、都市部の各事業者が導入を発表しています。
大阪メトロが導入とあわせて発表したバリアフリー設備整備計画では、御堂筋線18本の車両を更新し、車両とホームの段差を低減することも盛り込まれました。ところで、現時点で御堂筋線を走る21系の本数は18本。つい先日、旧型車両の10系が完全引退したばかりの御堂筋線ですが、早くも次の車両置き換えが始まりそうな雰囲気です。