今週一週間(8月29日~9月4日)の中のニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
9月2日に話題を呼んだのが、オンラインゲームプラットフォーム「Steam」で公開された「JR EAST Train Simulator」(JR東日本トレインシミュレーター)。その名の通り、JR東日本が販売する鉄道運転シミュレーターで、なんと実際に同社の運転士が訓練に使用しているシミュレーターだということです。
映像は実際の路線を撮影したもので、シミュレーターの開発元は音楽館。現在は業務用製品をメインに手掛けている同社ですが、かつては一般ユーザー向けゲーム「Train Simulator」を販売していました。実写映像のシミュレーターが売りだったTrain Simulatorの復活ともいえる今回の製品、まずは9月20日に早期アクセス版をリリースするとのことです。
同じ2日に発表されたのが、JR西日本の特急料金の見直し。割安な「B特急料金」を廃止し「A特急料金」に統合するなどの内容でしたが、あわせて山陽新幹線岡山~新下関間の「乗継割引」が廃止されることとなり、ファンの間で話題となりました。
特急券や急行券は基本的に列車ごとに1枚ずつ購入することになりますが、、新幹線の開業によって大阪~松江間のような長距離の直通列車が減少し、従来は通しで購入できた区間でも複数枚に分割する必要がある区間が生まれました。通し料金よりも分割する方が基本的には価格は上がるため、値上げとなる利用者に対する緩和措置として、乗継割引は導入されました。
しかしながら、既にJR東日本では対象駅を大幅に削減しており、JR九州でも全て廃止済み。今後は、新函館北斗駅や津幡駅(金沢駅)のような、ごく一部の駅に設定が限られることとなりそうです。