鉄道コム

鉄道コらム

鉄道マイスター検定をお試し受験! その結果は?

2022年10月13日(木) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

「鉄道を学問する。」と銘打った「鉄道マイスター検定」。さまざまな要素が重なり合う鉄道というジャンルで、「車両・列車・駅」「歴史」「技術」「時刻表」「旅・食」の5分野からさまざまな問題を出題する検定で、鉄道に対する知識の深さが試されます。

「鉄道を学問する。」と銘打った「鉄道マイスター検定」
「鉄道を学問する。」と銘打った「鉄道マイスター検定」

この検定に対し、鉄道コムスタッフでは最も鉄道知識が深いと自負する筆者が、一足先に挑戦してみました。その結果は……?

まずは「歴史」分野から。「自動改札機が日本で初めて駅に設置されたのはいつか?」という問題です。選択肢は「1905年」「1927年」「1965年」「1972年」「1975年」の5つ。現在の自動改札が全国的に普及し始めたのは高度経済成長期で、これを導入したのは、今年で導入から55周年を迎える阪急電鉄。すると、1972年が正しい……と思いきや、これは引っかけ問題。実は1927年です。

現代的な自動改札機が導入されたのは1927年ですが、自動で動作する改札機を初めて導入したのは、現在の銀座線の元となった「日本地下鉄道」。1927年に浅草~上野間で開業した路線で、10銭硬貨を1枚入れるとバーが回り入場できる、というものでした。

続いては、「旅・食」の問題。とはいえ、筆者はこの方面の知識はあまりありません。さて、問題は……「JR松阪駅の駅弁『モー太郎弁当』の特徴で、正しいのは次のうちのどれか?」さて、答えがわからない!

「モー太郎弁当」とは、松坂牛を使った駅弁で、ふたの形は牛の顔を模している、ということは知っていました。しかし、その特徴の知識はありません。「ひもを引くと肉が焼ける」という選択肢があり、神戸の「あっちっち弁当」のような特徴からいかにも……という気もしますが、ここは「ふたを開けると音楽が流れる」を選択。……どうやら、これが正解のようです。

このように、かなり深い内容まで切り込んでいる「鉄道マイスター検定」。筆者が実際に挑戦した結果、正答率は「80%」!なんとか、ぎりぎり合格ラインに乗ることができました。正答率はカテゴリ別やレーダーチャートで見ることができ、自分の得意・不得意が一目でわかります。筆者の場合は、「車両・列車・駅」はパーフェクトだったものの、「旅・食」の正答率が60%。その他は80%で、やはり駅弁などの知識が不足していることがわかります。

ギリギリですが「合格」!(画像は開発中のものです)
ギリギリですが「合格」!(画像は開発中のものです)
カテゴリ別やレーダーチャートで正答率がわかります(画像は開発中のものです)
カテゴリ別やレーダーチャートで正答率がわかります(画像は開発中のものです)

なお今回受験したのは、本番試験同様の難易度や問題数が設定されたテスト版です。皆さんは、まずは公式サイトで公開されている5つのサンプル問題で、自らの力を試してみてはいかがでしょうか。

加えて、合格者のランキング上位30位までは、公式サイト上で発表。合格者特典の進呈も予定されています。150年の歴史がある鉄道の知識が試される「鉄道マイスター検定」が、あなたの挑戦を待っています。

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道コムおすすめ情報

画像

西武山口線に新型車

4両編成3本を2025年度~2027年度に順次導入し、8500系を代替。デザインは各編成別。

画像

阪急2000系まもなくデビュー

阪急の新型車両「2000系」、2月24日にデビュー。宝塚線で運転。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。