今週一週間(10月17日~23日)の中のニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
まずご紹介するのは、20日に発表された、特急「やくも」に投入される新型車両「273系」のデザイン。新型車両の導入は2022年2月に発表されていましたが、今回その詳細が明らかになりました。
車両の外観は、4色のグラデーションからなる「やくもブロンズ」でデザイン。JR西日本の特急電車といえば、「はるか」用281系や「サンダーバード」用683系など、白地にラインが入るデザインがほとんど。ツートンカラーの283系を除くと、「サンライズエクスプレス」285系、「WEST EXPRESS 銀河」、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」といった夜行列車のみです。
車内にはグループ向け座席が用意されるなど、設備も注目の新型車両273系。デビューは2024年春の予定です。
もう一つご紹介するのは、ゲーム「ステーションファーム」の実証実験。JR東日本グループと、セガ エックスディーが提携して実施するもので、日々のログインのほか、JR東日本の駅でのチェックインや、NewDaysで買い物した際のレシートの記載番号の入力で、ゲーム内で使用できる限定チケットが手に入るという箱庭ゲームです。
JR東日本グループでは、利用者に提供する輸送サービスの変革に取り組んでいるといい、たとえば、エキナカ施設の魅力を向上し、駅を移動中継地ではなく目的地そのものにする、といったことが進められています。
今回はさらに、利用者が強制感を感じることなく、自然とサービスを利用できるような手段あるいはコンテンツ・ジャンルの展開を目指したものだということ。JR東日本アプリ内のゲームや、「ステーションメモリーズ!(駅メモ!)」といった第三者のゲームは以前から提供されていますが、今回は鉄道事業者自身で、かつ鉄道がテーマではないコンテンツを提供する、という点で、今後の展開が注目されます。