今週一週間(11月14日~20日)の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
JR東日本水戸支社は18日、茨城デスティネーションキャンペーンの開催にあわせ、特急「ひたち」「ときわ」用のE657系5本を、E653系のリバイバル塗装とすると発表しました。かつての「フレッシュひたち」時代の塗装を再現し、緑色を皮切りに5色が順次登場するということです。
「フレッシュひたち」は、485系「ひたち」を置き換える形で1997年に運転を開始した列車。2013年3月まで運転されていました。E653系は一旦は全編成が新潟エリアへ活躍の場を移したのですが、7両編成1本が2018年に勝田車両センターへ里帰り。「国鉄色」をまとい、臨時列車で活躍しています。
また、今回のリバイバル塗装が話題になった際、Twitterのトレンドには「TRY-Z」というワードが登場しました。このTRY-Zは、かつて勝田車両センターを本拠地とした試験電車、E991系。E657系のイメージ画像を見ると、たしかにTRY-Zのような雰囲気も感じられます。同じ常磐線の車両として、このTRY-Zのリバイバル塗装も期待したいのですが、水戸支社さん、いかがでしょうか。
もう一つご紹介するのは、子どもに人気の「きかんしゃトーマス」。当初は鉄道模型を使用した人形劇でしたが、現在は3DCGで制作される作品。そして、2022年12月から(海外では2021年より放送)は、新たに2Dアニメの作品として生まれ変わります。これを記念して日本で制作されたのが、「きかんしゃトーマスwebドラマ『サラリーマントーマス』」。社会人のトーマス(十升)が主人公の、日本の会社を舞台にした、アテレコならぬ「アテフリ」作品です。
ふざけたコンセプトの作品に見えますが、トップハム・ハット卿(社長)の部下のしぐさなど、妙なこだわりが。トーマスを演じる前⽥旺志郎さんらの演技も光ります。全3話が公開予定のこのシリーズ、かつてトーマスに親しんだ大人たちが楽しめる作品となっています。