いよいよ12月に入り、今年も残すところわずかとなりました。そんな今週一週間(11月28日~12月4日)の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介します。
11月28日、広島県の瀬野駅前とニュータウンを結ぶ「スカイレール」が、2023年末をもって運行を終了することが正式に発表されたと報道されました。
スカイレールは、1998年に開業した路線。見た目はロープウェイですが、システム的にはロープウェイとモノレールを組み合わせた独特な乗り物。急こう配や急曲線に対応する設計となっています。
メカ的には興味深い乗り物なのですが、このシステムは同路線以外には普及せず。結果、スカイレールでも部品代などの維持費用がネックとなってしまい、さらに現在は赤字経営となってしまったことから、運行終了が決定されたといいます。
もう一つご紹介するのは、阪神電気鉄道の話題。同社は12月1日に、12月および1月の計4日間、有料臨時列車「らくやんライナー」を運転すると発表しました。
運転区間は大阪梅田→青木間で、本数は20時台および21時台の計2本。料金は200円と格安です。同社は有料特急用車両やライナー列車用車両を保有していないため、使用する車両は一般のものですが、それでもこの手の列車の運行は同社では初めてのこと。同じ阪急阪神東宝グループの阪急電鉄でも、2024年に座席指定サービスを京都線で開始する予定。阪神も有料・座席定員制サービスの本格導入となるか、注目です。