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225系2ドア車導入で、新快速「Aシート」増発へ 新造車両の仕様はどのように?

2022年12月17日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

JR西日本は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正において、京阪神の新快速で提供している指定席サービス「Aシート」を増発すると発表しました。

新快速の指定席サービス「Aシート」車両(既存車両)
新快速の指定席サービス「Aシート」車両(既存車両)

Aシートは、2019年から提供しているサービス。これまでは1日2往復のみの運転でしたが、ダイヤ改正後は6往復に拡大されます。

JR西日本によると、今回の増発に際しては、225系による専用車両を2両新造するとのこと。両開き3ドアの225系一般車に対し、片開き2ドアという特別仕様となります。従来のAシート車両と比較すると、車内の車いす対応トイレ付近に介護者用の座席を設置。225系一般車と同様に、車内の案内モニターや防犯カメラも設置するといいます。

Aシート仕様が新製される225系
Aシート仕様が新製される225系

これまで使われてきたAシート車両は、223系1000番台の改造車でした。うがった見方をすれば、既存車両、しかも多数派である223系2000番台よりも古い車両を改造することで、万が一失敗した際にもダメージが大きくならないようにしていたのかもしれません。

しかし、今回は新造車両の製造で増備。JR西日本東京広報室の広報担当者も「自社のことながら驚いた」とコメントしており、JR西日本のAシートに対する本気度がうかがえます。

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