JR西日本では、2月11日の深夜から13日の早朝にかけて、「梅田貨物線」の線路切換工事を実施します。これにともない、関西国際空港のアクセス列車である特急「はるか」は、12日は全列車が運休。特急「くろしお」も、京都・新大阪~天王寺間で区間運休となります。
梅田貨物線は、東海道本線(JR京都線)と大阪環状線を短絡する貨物線。大阪駅で接続している両線ですが、同駅の線路は直通運転に対応していないため、この梅田貨物線が両線を繋ぐ短絡線となっているのです。
これまで、大阪駅付近を通りつつも、同駅のホームがなかった梅田貨物線ですが、3月18日には「うめきたエリア」として、大阪駅の新ホームが設置されます。今回の線路切換工事は、このうめきたエリア開業の準備の一環。ホームの開業より一足早く、新たに構築した地下トンネルへと、線路を付け替えるのです。
工事が完了する13日以降は、「はるか」「くろしお」は、新しい地下トンネルを通ります。うめきたエリア自体の開業は3月ですが、開業まで約1か月の間、一足早く新ホームを車窓から眺めることができます。