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新駅設置の予定が、開業前に消滅 今週一週間の鉄道ニュース

2023年2月12日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

「つばさ」用E3系のリバイバル塗装編成が営業運転を開始し話題となった、今週一週間(2月6日~12日)。この週の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の内容をご紹介します。

まず一つ目は、開業に向けた準備が進むBRTひこぼしライン(日田彦山線BRT)の話題。2017年に被災した日田彦山線を、BRTとして復旧するものです。開業まで約半年となったこの路線ですが、なんと開業前に駅の設置取り止めが発表されたのです。

BRTひこぼしラインの車両イメージ
BRTひこぼしラインの車両イメージ

設置が中止されたのは、棚田親水公園駅。鉄道敷地を転用する専用道区間に、旧来の鉄道駅を引き継ぐものではない新駅として、設置が予定されていました。しかし今回、地元自治体である福岡県東峰村からの申し出により、設置が取り止められることに。一部メディアによると、駅周辺の道路整備が難しいことが理由だといいます。結果、開業前に消えてしまう、幻の駅となってしまいました。

もう一つご紹介する内容も、九州の鉄道路線。熊本県を走る南阿蘇鉄道の線路が9日、約7年ぶりに全線で繋がったのです。

南阿蘇鉄道の新型車両、MT-4000形
南阿蘇鉄道の新型車両、MT-4000形

2016年4月の熊本地震によって被災した南阿蘇鉄道。同年7月には中松~高森間で運転を再開しましたが、残る区間ではトンネルへの亀裂などの被害が大きく、時間をかけて工事が進められていました。

南阿蘇鉄道の全線復旧は7月15日を予定。同社では、復旧を前に新型車両のMT-4000形を導入しており、復旧後には豊肥本線の肥後大津駅までの乗り入れも始まる予定です。

 

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