鉄道コムと鉄道旅行誌「旅と鉄道」は、共同企画として「私の好きな〇〇」の投票を実施しています。今回ご紹介するのは、2022年11月29日から12月26日まで実施した「私の好きな『地下鉄路線』」。投票者のコメントとともに、上位を獲得した路線をご紹介します。
3位を獲得したのは、都営地下鉄浅草線。押上駅と西馬込駅を結ぶ路線で、京成電鉄や京浜急行電鉄などと直通運転を実施しています。車両のバリエーションが豊富なことに加え、「5500形が歌舞伎の縁取りをモチーフにしていてかっこいい」などと、同線用の車両デザインを評価するコメントが寄せられました。
2位となったのは、東京メトロの副都心線。和光市~渋谷間の路線で、東急東横線や東武東上線、西武有楽町線・池袋線などと直通しています。こちらも乗り入れ車両が多く走ることで人気を集めたほか、「複雑な運行系統が魅力的」「便利な路線」「人の移動の流れを大きく変えた」などと、その直通ネットワークの根幹となる地位に対する評価もありました。
そして、1位に選ばれたのは、同じく東京メトロの半蔵門線。押上~渋谷間を結ぶ路線で、東急田園都市線、東武スカイツリーラインと直通運転を実施しています。「よく乗る路線だから」と、日常使いしていることから投票したユーザーが多い一方、投票期間中は現役だった東急8500系や、現在も置き換えが進む東京メトロ8000系など、使われている旧型車両を理由に挙げるユーザーも見られました。
直通運転を実施している路線は、車両のバリエーションが豊富なためか、一社完結路線よりも投票数が多い傾向になりました。せっかくなので、直通運転を実施していない路線もご紹介しましょう。
一社完結路線として最も票を獲得したのは、7位となった東京メトロ銀座線。1927年に開業した、日本初の地下鉄路線です。「レトロなデザインが好き」などと、その歴史を評価したコメントのほか、「浅草と渋谷の往復というシンプルさがいい」といったコメントが寄せられました。