相模鉄道と東急電鉄は17日、3月18日の「相鉄・東急直通線」(相鉄新横浜線・東急新横浜線)開業と同時に実施するダイヤ改正の詳細ダイヤを発表しました。
既に両社から発表されている通り、相鉄・東急直通線では、東急東横線と相鉄いずみ野線、東急目黒線と相鉄本線の直通が基本パターンになります。日中時間帯は、東横線は従来の渋谷~菊名間各駅停車を、渋谷~湘南台間の急行列車に変更し、毎時2本運転。目黒線では毎時4本の急行列車全てが新横浜線直通となり、うち2本は新横浜駅発着となります。
東横線では、日中のダイヤパターンも変更され、渋谷駅では特急と急行が連続して発車する時間帯が生まれています。また、菊名駅発着の各駅停車を置き換える形で運転する直通線の列車ですが、日中時間帯は副都心線からの直通列車として運転。代わりに、渋谷駅始発の急行列車が設定されています。
相鉄の日中時間帯では、相鉄・東急直通線の東横線系統、同目黒線系統、相鉄・JR直通線とも、各駅停車で30分間隔。優等列車は全て横浜駅発着での運転です。ただし、ラッシュ時においては直通線系統の優等列車も運転され、海老名駅発の浦和美園駅行き特急、湘南台駅発の川越市駅行き通勤特急などが走ります。
平日朝7時台の二俣川駅上り列車の本数は、改正前後とも27本で変化はありません。しかし、従来まではうち23本が横浜行きだったところ、改正後は東横線方面が3本、三田線方面が6本の計9本が、東急線直通に変わります(ほかにJR線直通が4本、改正で増減なし)。横浜行きの優等列車も、15本から12本に減少。ただし、直通列車の一部は、西谷駅で始発の各駅停車と接続があります。
また、特急運転開始前は相鉄の最優等種別だった急行が、今回のダイヤ改正で廃止。これにより、西谷駅は全列車が停車する駅となりました。
車両の運用を見てみると、相鉄・東急直通線が絡む運行番号はG=相鉄車とK=東急車の2種類のみで、開業時点では東京メトロや都営地下鉄などの車両は乗り入れないことがわかります。一方で、土休日には横浜駅を発着する快速が東急車で運転されるダイヤとなっており、新線開業で車両運用が大きく変化しそうです。