鉄道関連のニュースが盛りだくさんだった今週一週間(2月13日~19日)。この中から、鉄道コムが注目した内容を、ピックアップしてご紹介します。
まず一つ目は、「相鉄・東急直通線」の話題。3月18日の開業まで1か月を切り、17日には各社の詳細ダイヤが発表されるなど、注目を集めている路線です。東急では、開業に向けたプロモーションを13日に開始。東急や相鉄の社員らが登場するのは当たり前……なのですが、直通線とは直接関係のない、JR東海やJR西日本、阪急電鉄の社員も登場しています。
直通線とともに開業するのが、相鉄と東急の新横浜駅。東海道新幹線とも接続する駅です。新線の開業によって便利になる、相鉄や東急の沿線から東海道新幹線へのアクセス。これを受けて東急では、東海道新幹線を介して「東西の鉄道会社5社が“つながる”」をコンセプトに、今回の「東急線から新幹線へ」プロモーションを企画したといいます。SNS上では、これら5社の共同企画が新鮮、といった意見や、阪急が計画している「なにわ筋連絡線」が開業した際には逆バージョンが見たい!といった声が挙がっています。
もう一つご紹介するのは、その5社のパイプ役となる東海道新幹線。JR東海が、2023年夏ごろに、東海道新幹線の車内チャイムを変更すると発表したのです。
新しい車内チャイムは、ビジネス利用者向けの「会いにいこう」キャンペーン展開にあわせたもの。キャンペーンのCM曲として書き下ろした曲を、車内チャイムとしても使用するといいます。
現行の車内チャイムは、2003年の品川駅開業時に展開したキャンペーンでCM曲に使用した、TOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」。当時JR東海の社長だった葛西氏が、「新しい鉄道唱歌を」として作曲を依頼したといいます。品川駅の開業から、今年でちょうど20年。当時よりさらに本数が増えた「のぞみ12本ダイヤ」が実現した東海道新幹線は、突き進んで希望が叶い、新たな局面に移った、ということかもしれません。