鉄道コムでは、1月13日から2月20日にかけて、投票企画「鉄道コムカメラアワード2023」を開催しました。鉄道コムのユーザーによる、鉄道撮影に適したカメラを選ぶこの企画。今回はどのカメラが上位に選ばれたのでしょうか。
3位に選ばれたのは、キヤノンの「EOS 5D Mark IV」。2016年に発売された、フルサイズのデジタル一眼レフカメラです。ミラーレスカメラが主流となっている現代ですが、鉄道を始めとする動きモノの撮影には、まだまだデジタル一眼レフが通用する場面もあります。投票したユーザーからは、「ミラーレスが主流の現在でも色褪せないスペックとデザイン!これぞ一眼レフの完成形」などと、その見た目やスペックを評価するコメントが寄せられました。
2位となったのは、ニコンの「Z 9」。2021年に発売された、同社のミラーレスカメラ「Zシリーズ」のフラッグシップカメラです。画質や連写性能はもちろん、物理シャッターを廃したシステムや、ブラックアウトのないEVF(電子ビューファインダー)といった、さまざまな新技術が注目を浴びました。「比類なきその性能に脱帽です!」「ミラーレスとは思えない一眼レフ譲りのAF性能」と、ユーザーからもニコンの技術力が高く評価されました。
そして1位を獲得したのは、キヤノンの「EOS R6 Mark II」。2022年に発売された、ハイアマチュア向けのフルサイズミラーレスカメラです。2020年発売の「EOS R6」の改良版で、AFのトラッキング機能に、鉄道や飛行機、馬を検出・追従する機能が追加されるなど、鉄道ファンにとってさらに使いやすいカメラとなりました。ユーザーからのコメントでは、「秒間40コマの連写機能がすごい」といった声のほか、「鉄道検出能力が優秀」と、このカメラの特徴を評価する声が数多く寄せられました。
惜しくも上位を逃したものの、一部のユーザーには高く評価されたカメラも、あわせてご紹介しましょう。
ニコンの「Z fc」は、フィルム時代のカメラを模したデザインのミラーレスカメラ。「クラシカルな外観が良い」「ファインダーを覗かなくても露光値がわかりやすい」など、フラッグシップ級の性能でなくとも、カメラにはさまざまな魅力があるというコメントが寄せられました。
少し特殊だったのが、パナソニックの「LUMIX DC-GH6」。マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラです。他のカメラでは写真(静止画)撮影に対するコメントが多く寄せられた一方で、GH6では動画性能を評価するコメントが多数を占めました。