今週(2月20日~26日)1週間の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介。まずは交通系ICカードのニュースです。
JR西日本は22日、同社が展開する交通系ICカード「ICOCA」のAndroidスマートフォン版となるモバイルICOCAを、3月22日にサービスインすると発表しました。
JR東日本の「モバイルSuica」、関東私鉄各社の「モバイルPASMO」に続く、日本の交通系ICカードとしては3つ目のスマートフォン対応ブランドとなったICOCA。これまでにも、ICOCAとSuicaやPASMOなどは全国相互利用の対象となっていたため、関西エリアの利用者でもモバイルSuicaなどを利用すれば、スマートフォンで電車に乗ること自体はできました。ですが、Suicaなどでは関西圏の定期券を購入することは不可能でした。今回のサービスインで、ようやく関西の利用者も、Androidスマートフォンで定期券のモバイル化が可能となります。
もう一つは、20日に発表された残念な話題。漫画家の松本零士さんが2月13日に亡くなっていたことが発表されました。
「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」などの作品で知られる松本零士さん。特に「999」は、鉄道がモチーフとなっていることから実物の鉄道との親和性が高く、テーマ曲が山陽新幹線などの発車メロディーに使われるなど、広く親しまれる作品となっています。また、泉北高速鉄道や伊賀鉄道、西武鉄道などでは、松本零士さんがデザインした特別塗装・ラッピング車両が運転されたりと、漫画作品以外でも鉄道にかかわってきました。多くの作品を生み出してきた松本零士さんのご冥福をお祈りいたします。