JR東日本は7日、「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)」に本格着手すると発表しました。
この開発プロジェクトは、東急線大井町駅北側の土地を活用するもの。品川区と連携して開発するもので、エリア全体のにぎわいや回遊性の向上、災害に強く環境に配慮したまちづくりなどを目指します。
高層建築としては、オフィス棟とホテル・賃貸住宅棟の2つのビルを建設。ホテル・住宅棟の最上部には、都心の夜景や車両基地を一望できるルーフトップバーを設けます。また、各所には商業ゾーンや広場を設けるほか、重層的な歩行者デッキも整備。バス・タクシー乗り場となる交通広場も設けます。
開発にあわせて、JR東日本は大井町駅東口駅舎の改良工事にも着手します。東急線の改札口に面する従来の西口改札に加え、人工地盤の増設によってコンコースを拡張し、広町改札や北口(いずれも仮称)を新設。京浜東北線ホームの改良も実施するほか、りんかい線から計画地へのアクセス通路も整備する計画です。
このプロジェクトの空間は、山手線などの車両基地である東京総合車両センターの南側です。本計画で整備される広場からは、車両基地にならぶ車両が一望できるとのこと。同社ではほかにも、工場見学のイベントとの連携なども検討しているといいます。
本計画でJR東日本が手掛けるエリアは、2023年4月に本体工事に着手。2025年度末の開業を予定します。