鉄道コム

鉄道コらム

京都エリア用の113系がまもなく引退 アーバンネットワークの国鉄型も風前の灯火に

2023年3月24日(金) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

JR西日本が京都エリアで運用している113系について、まもなく引退することが発表されました。

京都エリア用の113系
京都エリア用の113系

113系は、1963年に登場した直流近郊型電車。首都圏では東海道本線や横須賀線、房総各線など、関西圏では東海道・山陽本線や阪和線、草津線などと、都市部の快速系列車や郊外のローカル列車などで使用されました。

約3000両が製造された113系ですが、国鉄末期から次々と登場した後継車両によって、JR発足以降は置き換えが進行。かつては「新快速」で活躍したこともあった113系は、近年はJR京都線・JR神戸線を営業列車で走ることはなく、関西圏(アーバンネットワーク)では、草津線、湖西線、および両線と琵琶湖線の直通列車のみの運用となっていました。

JR西日本によると、113系の引退時期は「近日中」ということ。また、今回の京都エリア用車両の引退により、113系が走るのは、福知山エリアと岡山エリアのみとなるといいます。

3月18日のダイヤ改正では、和田岬線の103系が運用を終了。加えて、今回の京都エリア用113系の引退で、アーバンネットワークで活躍する国鉄型車両が、また一つ減ることになります。これで国鉄型車両として残るのは、117系と205系のみ。さらに、草津駅での掲出物によると、117系も3月末で草津線での運転を終了するとのことです。30年前はアーバンネットワーク各地で見られた国鉄型車両自体も、風前の灯火となっています。

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。